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第3回

高橋:私は物理学第一教室で研究しています。私は物理学第一教室で、特にレーザー冷却、量子光学という分野の研究をしています。最先端の計測技術や制御技術を駆使して、原子や光を究極的に量子のレベルでコントロールして、まったく新しい光や物質の量子的な状態を生成して、研究し、また、そういった技術を、基礎物理などの精密測定に応用しているという、非常に魅力的な分野です。この研究分野は、理論研究と実験研究が非常に密接に関連しながら発展してきています。私の研究室では、実験的手法を中心に研究していますが、理論も勉強しながら実験を進めていくというスタンスで取り組んでいます。ちなみに、昨年度のノーベル物理学賞は、まさにこの量子光学分野の発展に対して授与されたものです。実は、この分野からは多数のノーベル賞が出ていまして、ここ20年くらいは、ほぼ4年から5年に一度という驚異的なペースなのですが、分野全体の発展の進度からすると、もっともなペースであると言えます。また、サイエンスである理学とテクノロジーである工学が車の両輪のようにして非常にいいバランスで共存共栄して、共に発展してるというのもこの分野の特徴です。偉大なサイエンスの発展には、革新的なテクノロジーの進展がベースとなっているということの例であると言えると思います。以上です。

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高橋義朗 教授

三輪:はい、どうも。

長谷:はい。じゃあ、私がですか。

三輪:はい、お願いします。


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